螺旋階段は永遠に続く・・・ Aix-en-Provence

mercredi.23.06.2004
朝、福岡空港から出発。今回は体重計で荷物を測っていったので、荷物検査はすんなり。
時差があるので、同じ日の夜、Parisに到着。空港からGare de Lyonまでバス。
Gare de LyonからBastilleのホテルまで荷物を引きずって歩くのは怖かった。
jeudi.24.06.2004
去年、2ヶ月お世話になった友人のうちへ預けていた荷物を取りに。友人が食事を作ってくれた。ごちそうさま!

vendredi.25.06.2004

今日は1日中時間があるので美術館へ行こう。
去年行けなかったギュスターヴ・モロー美術館。

すごい数のデッサンに圧倒。
大作は透明感があり美しい。

★ギュスターヴ・モロー美術館★
★ギュスターヴ・モロー美術館★

モロー美術館を出てモンマルトルまで歩き、マックス・フルーニー素朴派美術館までやってきた。展覧会は人形展をやっていたが観なかった。ミュージアムショップがお目当てだったのだ。素朴派の画集を観るのが楽しみ。去年ここで見つけたかわいらしい絵本を買った。

★フルーニー美術館のカフェで★
★フルーニー美術館のカフェで★
歩き疲れてひと休み。カフェのテーブルもアートしてます。
マックス・フルーニー素朴派美術館
★マックス・フルーニー素朴派美術館★

それからレ・アールまで行き、ポンピドーセンターのこれまたミュージアムショップへ。帰りはHotel de Villeからメトロに乗ろうと歩いていくとすごい人。あ〜! ユーロ2004か!なんとHotel de Ville(パリ市庁舎)の前には巨大スクリーンとすごい人だかりが!ひえ〜、試合終了までに帰らないと乗れないかも? メトロの駅にはたくさんの警官と警察犬が。Bastilleのホテルに帰ったら、いつもサッカーがついているロビーのTVが静かだった。フランス負けたのかな?
samedi.26.06.2004

Paris(Gare de Lyon) → Aix-en-Provence
TGV(新幹線)で移動。




★Gare Aix-en-Provence TGV★
★Gare Aix-en-Provence TGV★ 
近代的でかっこいい 
★Gare de Lyon★ かっこいいTGV
★Gare de Lyon★ たくさんの旅人・・・・。サッカーのサポーターで賑やかだった。
なにやらパレード?と思いきや、サポーター軍団。赤/黄色でイタリアチームかな?

★車窓から★ ★車窓から★ ★車窓から★
★車窓から★ だんだんと糸杉が多くなってきます。
Aix-en-Provenceの駅には大家さんが車でお迎え。イギリス人なので英語でOKだが、片言の私とはなかなか会話が続かない。セザンヌのふるさとAixは茶色・・・。サント・ヴィクトワール山はごつごつした岩山だった。暑い。イメージとは違う。そしてTGVの駅から町まではかなり遠かった。この距離を歩いていこうと思っていたなんて・・・。

家はなんだか入り込んだ怖いところにあった。大家さんがいろいろと説明してくれ帰っていった後、キッチンやお風呂やいろんなものを確認し、家主の置いていてくれたメモ書きに目を通し、さあ、パソコンを繋いでみるかといろいろやってみるが繋がらない・・・。やっぱり。Macだから覚悟はしていたが、とりあえず、家主の言っていた友人を知っているかと大家さんに電話したら、うまく伝わらず、明日午前中、大家さんが来てくれることになった。はあ・・疲れてるけど早起きしなきゃ。
★サント・ヴィクトワール山★
★サント・ヴィクトワール山★ え?こんな形だったかな?
dimanche.27.06.2004
★ミラボー通りの市で★
★ミラボー通りの市で★ いろんなものがあります。
大家さんは扇風機を持ってきてくれたが「パソコンはよくわからない」って・・・。しかたなく、日本にいる家主にtelし、パソコンに詳しいというタイ人の友人の電話番号をおしえてもらった。それからすぐ電話をしたが、私の片言の英語ではインターネットの接続のことを説明するのが一苦労。泣きそうになりながら、明日来てもらうようお願いした。はぁ、また明日も早起きだ。

昼から地図を片手にAixの町に出てみた。日曜なのでスーパーは開いていない。中心部のミラボー通りでは雑貨や陶器や絵の市をやっていた。食料はないしおなかはすくしで、とりあえずフランスのハンバーガーショップQuickでご飯をすます。水も飲めるかわからないので、ボルビックを6本買ってきた。

夜にもう一度インターネットにチャレンジ。辞書を片手にモデムの取説を訳しながら、あらゆる手段でやってみたが、USBケーブルがささっていませんだと〜?
★Aix-en-Provenceのマーク★
★Aix-en-Provenceのマーク★

lundi.28.06.2004
家主の友人が来てくれたが「僕はMacはよくわからない」でもいろいろな方法でやってくれて、申し訳なかった。「USBケーブルを認識しない」という事と、プロバイダに確認したいという事がうまく伝えられず、彼は家主に聞いてみるようにとの一点張りだった。ケーブルがおかしいということは何とかわかってくれたので、パソコンショップでケーブルを買いたいと言うと、AixにはMacを扱っているところがないかもしれないので「マルセイユにあるFnacに行ってきいてみたほうがいい」と言った。マルセイユ?いきなり?しかもパソコンとモデムを持っていって聞いた方がいいとのこと。マルセイユにはついていってくれないらしい・・・。

夕方、大家さんが来て不動産屋に紹介してくれた。「何かあったらここに鍵があるから。じゃあ、僕はヴァカンスに行ってくるから10日過ぎにね!」

★果物がおいしそう★ ええ???まいった。大家さんもいないんだ。でもそんな事言ってらんない。もう夕方。今日は食料の買い出しに行かないと。昨日チャックしていたMONOPRIXまで行き、食料やらトイレットペーパーやら生活に必要なものをいろいろ買い込んできた。
★Aix-en-Provence街角★
★Aix-en-Provence 街角★


mardi.29.06.2004


★港への大通り★★港への大通り★ とにかくすごい人です。

★マルセイユ港★★マルセイユ港★

★フェリー乗り場★★フェリー乗り場★

★港の裏通りにて★
★港の裏通りにて★ よくある風景です。
パソコン持ってマルセイユへ・・・。重い。マルセイユへは高速バスで行った方が安いということで、町のはずれの Gare Routiereまで行く。これがまた、ずっと Aix-en-Provenceの駅だと思っていたのだが、Gare Routiere=長距離バスターミナルだと後で理解した。このバスの券売り場でまたまた英語が通じなくて泣きそうになった。回数券が割安だと聞いていたのでそれを告げるが、フランス語しかしゃべれないらしい。でも何とか券を買うことが出来た。回数券のシステムはカード式だったので、私もなんだかよくわからなかったのだ。

マルセイユまでは高速バスで約30分だった。バスはたくさん出ている。マルセイユの市内に入ってくると凱旋門に感動!しかし、すぐにそのあたりにたむろする怪しげな人々に緊張してきた。信号で止まっている時、道の真ん中に掃除用具のようなものを持った人が飛び出てきて、止まっている車に何か話しかけている。そしておもむろにフロントガラスを掃除し始めた。運転手はコインを渡している。その信号の変わるまでの一時にやるのだ。すごい!さすがマルセイユ!(笑)

バスは駅の近くのバスターミナルに着いた。街の方まではちょっと遠い。アラブ系というかなんというかな人たちが、自分の不要品らしきものを乱雑に地面に広げて売り買いしている所をドキドキしながら通り、先程の凱旋門の方に行ってみるとすごい人だ。とりあえず人の波についてゆき、港の所にあるインフォメーションまで行こうとしたら、ショッピングモールが見えた。ここに入ってみよう。

するとラッキー。Fnacはここにあった。早速コンピュータ売り場を探すと、やった、Macが並んでいる。その辺にいる人をつかまえて「英語話せますか?」・・・・英語ベラベラだった。なんとか説明すると、さすがプロフェッショナル。ちゃんとそこにあるMacで接続を説明してくれて、私が「それはやってみた」と言うと、「このモデムのインストーラは問題ない、プロバイダにきいてくれ」とのこと。それが出来ればここには来ないのよ・・・。ちなみに他のモデムは?ときくと、「他のでもその持ってきているモデムと一緒。プロバイダに・・・」わかりました。あ〜あ。あきらめて、せっかく来たので港へと行ってみた。
★凱旋門★

★凱旋門★
★凱旋門★ Parisのより小さめで好きです。
★マルセイユ港★
★マルセイユ港★ たくさんのヨットに感激。

★港の裏通り★
★港の裏通り★ さすがタロットカードの本場です。
わあ!やっぱりすごい港町だ!パソコンは重いけど、やっぱ海はいいよな〜。

港から少し入った街角を歩いてみた。茶色い街角から港の見える瞬間が最高に胸が高鳴る。ふと気がつくと夕方になっていたので、引き返すことにした。夏場なのでまだ日は高いが、知らない土地で迷って日が暮れるのだけはマズイ。しかも治安の悪いというマルセイユなのだ。急いで元のバスターミナルまで戻り帰路についた。

それにしても地中海だけど、あまり青くなかった。早くあの懐かしいブルーが観たい。コート・ダジュールに行けば観れるだろうか。
★港の恋人たち★
★港の恋人たち★

★港の裏通り★
★港の裏通り★
mercredi.30.06.2004



★Aix-en-Provence セザンヌへの道★★Aix-en-Provence セザンヌへの道★
街角、至る所に聖人たちがいます。

★スパーだ!★★スパーだ!★
パソコンばっかりにかかっていられない。今日はさすがに洗濯をしなくちゃ。たまっていた洗濯物を持って近くのランドリーへ。それからプロバイダに電話をしてみた。「○×@*?」フランス語でよくわからないナレーションが流れて切れてしまった・・・。ええい!今日はセザンヌのアトリエに行ってやるっっっっ!

★サン・ソブール大聖堂★
★サン・ソブール大聖堂★
★サン・ソブール大聖堂★
★サン・ソブール大聖堂
うちは Hotel de Ville(オテル・ド・ヴィルと読みます)の近くだから、地図を観るとセザンヌのアトリエはここから近そうだ。土産物屋がつらなる通りを少しづつ上り、サン・ソブール大聖堂の横を通る。大きい。写真に収まらない。

さらに坂を上り、案内板に従って行ってみたらすごい坂だ。どうしようかと思ったが、せっかくなので行くことにした。ちょっとした山登り状態である。プロヴァンスのシンボルでもあるセミも鳴いている。まぶしくて暑い日差しの中、頑張って上ってゆくと、左手に赤い扉が見えてきた。

★セザンヌのアトリエ★
★セザンヌのアトリエ★ 赤い扉が入り口です。
★セザンヌのアトリエ★

★セザンヌのアトリエ★ ★セザンヌのアトリエ★

アトリエの赤い扉を入ると、木陰の涼しい庭があった。入ってすぐ右手に家がある。2階がアトリエだった。彼が使っていた時そのままにしてあり、興味深いのは、作品のコピーがファイルにして置いてあり、そのモチーフになった置物や花瓶などが壁に作りつけてあるモチーフ台の上に乗っかっていたことだ。

セザンヌを身近に感じながらアトリエを去った。庭にはセザンヌの絵に描いてあるような木々がさわやかに生い茂り、心地よかった。セザンヌは毎日ここからサント・ビクトワール山を描きに出かけていったのだ。

坂の上からは観光客が降りてきており、まだ何かありそうだったが、もう夕方だったので、行くのはやめた。 坂を下りエクスの町に帰る。途中、画材屋を見つけたので、画材を買って帰った。
★セザンヌのアトリエの庭★
★セザンヌのアトリエの庭★

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